『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』
こんにちは。お元気ですか。私はおかげさまで元気です!
今日は春の恵みの穀雨の日。泣いたけれども、雨上がる?!私も、読み終わりました。
追放されたことがある人にとって、
それもとてもかけがえのない人から追放されたことがある人にとって
それも10代から20代の時期に追放されたことがある人にとって
それもなぜ追放されたのか理由がわからないまま、その追放とその意味を受け入れざるを得なかった人にとって
読んで、ああー、救われたと思う小説なんじゃないかなと、個人的に思いました。
追放されたといっても、追い払われたわけじゃない。
追われ、放たれたにすぎないんだと、個人的に思いました。
闇に光さす小説です。夜の海を一人で渡り切った人に光あれと。
好きか嫌いか、一言でいうのはたやすいことです。
ただ、私はやっぱり村上春樹が好き。長年リアルタイムで読んできてよかったと、心底思いました。
私をあの時、放ってくれてありがとう。今もまた救ってくれてありがとう。
きょうもよい一日を!
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