箱

箱が届けられ
あけるのは明朝
私は箱の中身を知っている
けれど展開はわからない
その夢の夕べに今、私はいます

その昔、予言めいて言われたことがある。
私には、あなたと一緒に緑の小箱が見えますと。盆栽みたいな緑の小箱。
それがキーですと。
え～、それって、なんだろうと、探して探して、考えて考えて、
え～、これかしら、あれかしら、といろいろなことに、ところに、頭を突っ込んで、心を悩まして、浪費して、消耗して、枯渇寸前、ショックのパ～、そんな日々もあったけど、そのうち私は緑の小箱を探すことをやめてしまった。ほとんど忘れかけていた。正確にいえば、信じられずにいた。

時を経て、緑の小箱の謎が解け、存在に気づき、実は１つ１つあけてきたことに気づいて、その意味をすごく了解できた。私自身のエピソードとして理解できた。感謝した。
（もちろんあけなかった箱の存在なんていうのも、多々あって……。あれは私にはちと大き過ぎたのだ。いや小さ過ぎたのかも。）
これからも緑の小箱をあけていくのだろう。１つ１つあけていくのだろう。今、すごくすごく了解できている。

そんな夢。今日は双子座の新月です。

そして月の結び目。風薫る五月も月末に至りました。
出口なしの感じから、希望の出入り口はあの先この先かなって、ちょっと見つかった感じ。