« 2009年3月 | トップページ | 2009年5月 »

2009.04.25

『おとなになる本』

おとなになる本

私は自分で自分の寿命が何となくわかっているので(決めているので?!)、今度の誕生日で、ちょうどその半分を生きたことになる。折り返し。今まで来た半分と、これから行く半分と見渡せる地点。すごいねえ。それでこの頃思うのは、もう半分生きたんだから、私もそろそろ大人なんだと。今までは、自分は子供だとずっと思っていた。永遠に子供のままの大人。別に大人にならなくても私はいいよと、それは悲観というよりどこか極楽・楽観的に思っていた。でも、ここの折り返しへ来て、状況からして観念したのか自覚したのか、呼びかけられてか、自己表明したくて、全く自然に楽観的に、いよいよ私も大人になるんだと思っている。

そんな誕生日を前にした今日この頃に、この本の背表紙を図書館の「いま返却された本 いますぐ借りられます」コーナーで見つけた。

『おとなになる本』 パット・パルマー原作 eqPress編訳 広瀬弦画

「この本は、もともとアメリカの十代後半の人たちに向けて、Self-direction(自己決定)の大切さを伝えるために書かれたアサーティブ・トレーニングの本」と訳者あとがきにある。

人が決めて大人になるのではなく、自分で決めて大人になっていく。それは時に厳しく苦しくもあるけれど、完全に自由で愛に満ちた道のりであることを、この本は優しく頼もしく語っている。読んで、ほっとした。力が抜けた。そして力が湧いてきた。見晴らしが良くなった。

誰かのせいじゃなく、何かのせいじゃなく、主体的に生きていくことの素晴らしさ。

大人が、ほんとの大人になるための、道しるべ本なのだろう。

好きなフレーズを。
「決断するときには、自分の頭、心、身体、すべてで決断しよう。感情的になって決断したり、頭だけで考えて決断したりすると、どうしても失敗することが多い。心も身体も頭も、すべてがイエスと言うまでは、無理をして決断することはない。そのうちに、あなたの中のすべてがイエスと言うときがきっと来る。そのときが決断のときだ。決断のチャンスを逃さないように、注意深く自分を見つめていよう。」

ほんとそうだね。イエス、イエス、イエス。

今日は牡牛座の太陽、牡牛座の新月です。これはもう真に手放しで牡牛座の誕生日。
昨日まだ見ぬ懐かしい人の夢を見た。明日の夢はまだわからない。今日は明日の夢を見ます。

| | コメント (8) | トラックバック (1)

2009.04.08

『1つのボウルでできるお菓子』大原照子著

1つのボウルでできるお菓子―型も1つで全部できます

夢を形に、理想を叶えてくれる本です。不器用な私、でも時には家でお菓子を作りたい。私の理想は、1つのボウルで、さくっとかき混ぜて、1つの型で焼き上げること。大原照子さんのレシピに従えば、手軽に美味しく楽しく、するすると失敗なくあっという間にできあがります。使う型は18センチのエンゼル型のみ。これでケーキも蒸し菓子もプリンもスコーンもムースも全部できるのです。まるで私マジシャン気分。大原さんのお菓子作りの基本は、道具は「台所にあるものをフルに活用して」、材料は「いつでも、どこでも手に入るもので」。だからこそ気軽に始められるし続けられる。バターの代わりにサラダ油を使って作るケーキも何点か紹介されていて、私のお気に入りレシピ。パン感覚で作って、ふんわりあつあつ出来立てを味わえます。

大原照子さんといえば、シンプルライフの実践者。
『少ないモノでゆたかに暮らす ゆったりシンプルライフのすすめ』は、ある時期に繰り返し読んで、手本にしました。具体的な理想書です。

少ないモノでゆたかに暮らす―ゆったりシンプルライフのすすめ

今の私の暮らし方の原点。
シンプルにゆっくり豊かに暮らしていきたいと、かつてあれほど願ったじゃないの。
今の私に問いかけ、呼びかけてきます。

「1つのボウルでできるお菓子」
ワン・ボウル・ケーキとは、私の願いみたいな言葉だね。

| | コメント (10) | トラックバック (0)

2009.04.01

新年度レッド

今日から私の名称が変わります。
(chiikoはchiikoのままですが。)
私が変わったから?私を変えるため?
今、その答えはわかりません。夢も明確に描けません。
正直、今の私は、本来の運命から1ミリずれたところを歩いているような気がします。
(なじめなくて、実感がなくて。うそでしょ、戻してよ、という感じ)
その1ミリの意味を、この1年で生きて見つけたいです。
がんばれ、レッド。本当の私。

| | コメント (10) | トラックバック (1)

« 2009年3月 | トップページ | 2009年5月 »