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2006.03.31

無色透明の涙

渡せなかったものがある
渡さなかったものがある
心に残したまま

もう会えない また会える

またいつかまでさようなら
無色透明の涙で見送った

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知らないのが花

これはできレース
知らない私が一等賞
とってしまった
あの春の日のレース
今ふたたびそうなのか
ゴール直前
知らないのが花

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2006.03.29

牡羊座の新月とハートの矢印

Heartnoyajiruishiきょうは牡羊座の新月です。太陽も牡羊座でダブルで牡羊座。牡羊座のキーワードは「I am:私」。私が始まっていきます。私を始めていきます。

私の父と兄は牡羊座。私にいろいろ教えたがって、いろいろ教えてくれました。スポーツ、音楽、本、世の中のこと、飽きもせず毎日毎日。私のことが好きだったのかしら。教育的指導という感じの父心、兄心、男心が幼心にはちょっとうっとうしかったですけれど、今となればすべて懐かしくありがたいです。私の大切な始まりのホームベース。

牡羊座の新月をイメージして「ハートの矢印」を作りました。ハート形のフローライトにムーンストーン、ラブラドライト、水晶をつなげました。ハートたち、この春、何を思い何に揺れどこへ向かうのかしらと。

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2006.03.27

懐かしい未来写真

sakurasaku実家から持ち帰った3つのうち1つは14歳の自叙伝。もう1つは両親の写真です。縦6センチ横9センチ、手のひらにも載るちいこい白黒写真です。

たぶん結婚間もない頃の父と母で、私も兄も写っていなくて(もしかしたら兄は母のおなかの中にいたのかもしれないけれど)、正確に言えば父と母ではなく、始まったばかりの夫婦の写真。母の実家の玄関横の道からこちらを見つめる2人の笑顔は初々しくて懐かしくて、モノクロームながら青空と光を感じるナイスショットです。

この後の2人に起こったことの大方を私は知っているけれど、未知の部分もあって、まるで懐かしい未来写真を見ているかのようです。この時の父と母の年をとうに越してしまった今の私。この写真を見るとほっとして心が安らぎます。でも、なぜだろう、涙もあふれてきます。あたたかい涙。きっと春だから。この時も春だったのかもしれません。

追伸。週末、家の近くの桜、ほぼ満開でした。

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2006.03.26

答え

答えはわかっている
解き方がわからない
解かないと
答えは得られない
解くことが
答え?

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心おきなく

おふろ
心おきない
とくに湯船
いくら私でも
湯船いっぱいの
涙は流せまい
心おきなく

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2006.03.24

春のうららの

どうしようもなくつらいときは
去年の今を思おう 来年の今を思おう
どうしようもなくハッピーなときは
今を今を思いつくそう
春のうららの過ごし方

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同じこと

どれだけいられるか
一分も一時間も
一日も一年も
同じこと
ここにいたくないと思うのも
ここにずっといたいと思うのも
一瞬も一生も
同じこと


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マチュピチュって

夕べ何とはなしにチャンネリングしてたらマチュピチュの映像と文字が目に飛び込んできた。マチュピチュ。今までも何とはなしに耳にしていた言葉がにわかに私をとらえて私のなかにすとんと落ち着いた。マチュピチュ。映像と音と意識と記憶が符合した。マチュピチュ。

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2006.03.22

『博士の愛した数式』


博士の愛した数式

博士の愛した数式 小川洋子著

1年前に図書館で予約した本、到着しました。私には数学や細かい数式の話はよくわからないけれど、博士の愛したもの、博士が生きて見て感じた世界、博士を愛した人たちのことを知りたくて、一気に読みました。一見矛盾だらけのこの世界も無矛盾なのだと、やさしく証明してもらったような読後感です。

博士の記憶は80分しかもちません。でも記憶って何でしょう。記憶は消えていっても思い出は残るし、博士の愛したものは永遠で、博士を愛した人たちの心のなかに博士は永遠に生き続けるのです。

博士のてらいのないふとした言葉がさらっと心に響いて残りました。
「君はルートだよ。どんな数字でも嫌がらず自分の中にかくまってやる、実に寛大な記号、ルートだ」
「理由は、神様の手帳だけに書いてある」
「続けて」「君が料理を作っている姿が好きなんだ」

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春開き

春の日
光芽吹いて
意識のふたが
しゅぽんと開く
私が私でなくなるようで
自然が自然であるようで

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2006.03.21

春になると

春になると思い出す
開けてくれた扉
春霞の向こう
懐かしい未来広がって
迷うことなく踏みだしていった
あなたは心の恩人
今はただ思う
遠く春霞の向こう

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2006.03.20

蕾満開、WBC

tsubominoki週末、家の近所は蕾満開でした。
フローライトとムーンストーンのイヤリング。
hotaruishi青空のめぐりあい。光と光、つながっています。
hikarimebukuひかり芽吹き色づく季節。

ワールド・ベースボール・クラシック、日本決勝進出おめでとう、すごいです。WBCはアメリカの描いたシナリオどおりには進まなかった。天は真の勝者を見放さなかった、ということでしょう。王監督はオーダーは変えたけれども、自分の戦い方のスタイルを貫き通して見事、勝利を呼び寄せました。イチロー選手の今回のクラシックスタイルの長靴下は、大リーガーとしてのプライドと、挑戦者として世界一を目指す強い意思を感じます。それにしてもアメリカの球場は実に美しい。ほんとボールパーク、フィールド・オブ・ドリームスです。

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いまここにあるもの

いまここにある危機
知ってか知らずか
あなた のどかな声
いまここにあるのどか

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2006.03.19

決定的な違いを見つけた
深い深い谷
埋めるのは一生
飛び越せば一瞬

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2006.03.17

『カツ代ちゃーん!』

カツ代ちゃーん!
『カツ代ちゃーん!』 小林カツ代著

自叙伝らしくない、とっても素敵な自叙伝です。カツ代ちゃんはいかにして小林カツ代さんとなりしか。ご両親のこと、ご自分の子供時代から思春期のこと、結婚を経て料理研究家になっていく様子が、テンポよい語り口調で書かれています。料理家になる前は漫画家、小説家志望だったとのこと。笑顔の伝わる生き生きとした文章です。

カツ代さんは小学校時代「内気なこいちゃん」で、体が弱くいじめられたりつらいこともあったらしく、学校へほとんど行かない子供だったそうですが、周囲の人々の100%OKの愛に包まれて、のびのび自由に育っていきます。自叙伝とは、自分を育ててくれた人や自然、命への感謝の気持ちを書くことなのだと読んで感じました。

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行かなかった場所の写真

行かなかった場所の写真
見るのも悪くない
胸 きゅんとはするけど
ぽつんと私 置いてみる
あっ あなたの影 見つけた

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2006.03.16

春は

春は忘れっぽい
私は大切なことを
忘れてはいないだろうか
春はひとりでに思い出す
思い出すしかないひとよ

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2006.03.15

乙女座の満月と創造空間

きょうは乙女座の春の満月です。
moonlightwalking満月近づいてムーンストーンでイヤリングを作りました。耳元でハートが揺れて歩いていく感じ。
soratotsuki空に浮かべてみました。青空のムーンライトウォーキング。
momoそれで散歩に出かけたら桃の花。
そして、お知らせです。夕焼け通信のアキラさん主催の創造空間が4月23日(日)開催されます。場所は渋谷のcolabo cafeです。私も言葉とアクセサリーで参加します。よろしかったら見つけてください。

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2006.03.14

花いちもんめ

いずれ勢ぞろい 宇宙のはからいで
あのこがいいとかこのこがいいとか
言っているうちが花 勢ぞろいすればもっと花
実はひとつ輪のなかの花いちもんめ

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2006.03.13

乗っていよう

なんでこんな列車に
乗ってしまったのだろう
ゆきさきあとさき考えないで
飛び乗ったのはこの私
アナウンスはあったはず
聞き分けのない私です
じたばたしないで乗っていよう

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2006.03.12

青空に涙

aozoraninamidaイヤリングを作りました。石はアパタイト、ラブラドライト、ムーンストーン、パールです。私にしては繊細な作品です。私はあまり繊細なものは作らないし身につけないので。これが精一杯の繊細。ものづくりに無我夢中になっていると物欲や邪念が失せていきます。無意識にセルフヒーリングしているのかな。「青空に涙」です。

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AプランBプラン

カーリングの解説の人は言っていた
AプランBプランありますって

2つあるから救われる どちらにしても救われる
どちらにするかは ひらめき きらめき 時のはからい

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2006.03.11

トリプルパワー

今さらながらオリンピックのこと。トリノオリンピックは3のパワーを感じました。五輪開幕の日、旅先で早朝テレビをつけるとちょうど開会式の場面でした。オノ・ヨーコとピーター・ガブリエルとジョン・レノン、3人競演のイマジン。私もその時その場で共振できた気がして深い感動を覚えました。そんなにがんばらなくていい、一人一人ができることから、とのメッセージ。その後に始まった連日の競技でも、1つの偉業を支える3の力を感じました。

なかでも荒川静香さん、すばらしかったです。金メダルの瞬間、まさに理想の人だと感じました。荒川静香というお名前、すごいと思います。アンバランスが見事にバランスしています。名はその人をあわらす。融合の美を体現するために生まれてきた方ではないかしら。

3月はトリプルパワー全開の月。思うに3はピエロみたいに切ない数でもあります。3月はせつなパワーも全開です。3はつながりを求めて転がっていきます。思い浮かべよう、表していこう、動いていこう。

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2006.03.10

春だからね

どうかしたの
どうもしないの
だからどうかしている
どうもしなくていいよ
春だからね

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2006.03.07

春はシーソー

春はシーソー行ったり来たり
リンクも揺れて右へ左へ
アップダウンで景色もかわる
春はシーソー
すべてはうまく揺れている
すべてはうまく乗っている

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2006.03.06

唯一救われて

唯一救われて救われて
唯一今ここに至る
私は唯一救われし存在
おこがましくもありがたく思う
唯一救われたこと唯一救われること

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2006.03.04

14歳の自叙伝

ひなまつりいかがお過ごしでしたか。おひなさま。ことしもふるさとの押し入れのなかで私を待ってくれていたのかな。ごめんね。ことしも気持ちで飾りました。

昨年帰省して帰京する折、実家から持ち帰ったものが3つあります。1つは私の14歳の自叙伝です。ずっと押し入れの奥に入れたままだったけれど、今さらながら封印を解いて読みたくなったのです。

中学2年の3学期、国語の先生の提案で自叙伝を書こうということになりました。昔の元服に倣って14の春を記念して。原稿用紙51枚の大作です。表紙の絵も自分で描いてます。14歳でもいっぱしの過去や歴史があったんだと、遥かなる時を経た今、読み返して驚きです。

子供の頃、私はよく人から暗いと言われて自分でも暗いと思っていましたが、当時の文章を読むとシンプル&ポジティブシンキング。悩みがありつつも迷ってなくて、キッパリはきはきしています。私は案外明るかったのかも。過ぎてみてわかること振り返ってわかること。今の私も案外明るいのかも。過去の自分に教わることは大きいです。

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2006.03.03

夢の花々

夢が人をつないで人が夢をつなぐ
あなたが描いたその場所に
この春 夢の花々が咲いていきます

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未来

それは幻想かもしれないけれど
私には人の未来がときとして見える
私には自分の未来がまるで見えない

私にはあなたの人生は変えられない
私は私の人生を変えることができる
それは幻想にすぎないとしても

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2006.03.01

計って記す

弥生三月。2月は思いのほか微動激動いろいろあったので今朝カレンダーを繰る時は感慨深く名残惜しかったです。でも私だけ2月に居残っているわけにもいきません。えいやと今日から3月スタートです。

今さらながら2月はダイエット月間でした。ずっと壊れたままだった体重計を昨年末、最新式に買いかえて、正確な自分把握ができるようになりました。とはいえ1月は美味しいものをたくさん食べたので当然の帰結として正月太りをしてしまい、体重計に乗っては一喜一憂するだけの日々が続いていました。

そんななか「計るだけダイエット」なるものを発見。計って記してダイエットとは私向きかもとびびっときました。2月は手帳に朝晩の体重を記すことにしました。ただ計って記すだけですけど、なんか効いている気がします。自分の体重に意識的になることで自分の体に無意識に働きかけているような感じ。

あと、最近心がけているのは、食事時間をきちんと守ること。だらだら食べないで、食べるときには食べる。食べないときは食べない。空腹も味わえたらいいなと思って。事実、空腹も美味しいのです。やせ我慢ではなく。2月は適正体重に2キロ近づきました。3月もこの調子でもうちょっとがんばっていきまっしょい。

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