「俺たちに明日はない」
ボニー&クライド、刹那に生きた二人の愛の物語。フェイ・ダナウェイとウォーレン・ベイティがすばらしくカッコいいです。刹那的に生きるのは、せつな楽しくせつな哀しい。破滅的な最期があることはわかっていても、どうしようもなく惹かれてのめり込んで観てしまう映画です。二人は社会に抗って生きたのか流されて生きたのか。それは誰にもわからない。二人にもわからない。わからなくても人は生きている限り生きていかなければならないし、生きていていいのだと思います。
さいごのさいご銃が発射されるまでの一瞬、二人は目と目を合わせます。あの刹那、二人は永遠に強く深く結びついたのだと私は思います。とても悲しいけれど、心に残る一番好きな場面です。
同じくらい好きなのはその前日の場面。二人は白いワンピースと白い服を着て、白い車に乗ってピクニックに行きます。一点の曇りもない青空のもと、ボニーとクライドは本当の男と女になって明日への夢と希望を語り合います。とびきりの一日。俺たちに明日はない二人にも明日は確かにあったと思わせる場面です。
そしてラストのThe Endの文字。今を生きてのメッセージだと私は感じました。強く深く心に焼きつく映画です。
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コメント
こんにちは。
今、夫婦で九州旅行に行ったときの写真を見ていました。
だから、ビデオ・パッケージのフェイ・ダナウェイとウォーレン・ベイティのツーショットと微妙にシンクロしています(こんなにかっこよくはないけどね)。
現実世界ではいろいろなことで引き裂かれたと思われるカップルも、実は永遠に結びついているのですね。
ホッとしました。どうもありがとう(^.^)/~~~
投稿: ケララ | 2005.09.20 09:42
ケララさん、こんにちは!
九州旅行に行ったときの写真を見ていたんですね。
ツー・ショットもあるんですね♡
私、きのうケララさんの九州旅行の記事の続編がまた読みたいなと思っていたんですよ。
ちょっとシンクロしてますね。
ボニー&クライドの写真、素敵でしょ。
同じ方向を見て、ぎゅっとつながっている二人。
私もフェイ・ダナウェイみたいな帽子が欲しくなってきました。
きょうは涼しいですね。ではまた!
投稿: chiiko(ケララさんへ) | 2005.09.20 14:50
chiikoさん、こんばんわ!
ちょっとお久しぶりな感じでしょうか。
「俺たちに明日はない」、題名もかっこいいですね。
刹那に生きた二人の愛の物語なんですね。
そういうお話は大好きです。
あ~でも、悲しいストーリーのようですね。
心に焼きつく映画って、素敵ですね。
投稿: うさうさ | 2005.09.20 22:52
うさうささん、おはようございます!
かわいいお久しぶりですね。
刹那に生きた二人の愛の物語。
ハッピーエンドとはちょっと言えないですけど、
真実の純愛物語だと思います。
きょうもよい一日を。
ではまた!
投稿: chiiko(うさうささんへ) | 2005.09.21 06:17