あの人ならこういうときにどうするだろう
私はこの現実が好き。この現実を大切にしたい。非現実のふしぎな世界も好きだけれど、それはあちらとこちらを行ったり来たりするのが好きなだけのこと。この現実を大切に生きないことにはあちらへは行けないし、この現実を好きにならないことにはあちらからは戻ってこられない。と思っているから。
『海辺のカフカ』で、星野青年がいまはもうそこにいないナカタさんに向かってこう言います。「これから何かちょっとしたことがあるたびに、ナカタさんならこういうときにどう言うだろう、ナカタさんならこういうときにどうするだろうって、俺はいちいち考えるんじゃねえかってさ。」
ナカタさんは幼いころに頭のなかがほとんど空っぽになってしまったけれど、心はうつろではなく、魂もうつろではなく、いつもまっとうに感じ、まっとうに考え、まっとうに行動した人なのだと思います。そして、自分に与えられた力をまっとうに使いきって生きた人。
私もこれから何かの折に、こういうときナカタさんならどう言うだろう、どうするだろうと、まずはちょっと感じてみよう、考えてみよう、と思いました。ナカタさんに限らず年齢・性別・境遇を越えて、あの人ならこういうときにどう言うだろう、どうするだろうと、自分の道しるべとなるような人と出会えるとうれしいですし、生きていくのが楽になるように思います。もちろんさいごに考えて行動するのは、この私なのですが。
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コメント
こんにちは。
まだ、海辺のカフカは読んでないんです。
でも、今リンクのHP読んだらなにか面白そうですね。
私は、どちらかというと、他の人ならどう考えるだろうかと考えない人種のようです。
自分勝手なんでしょうか (汗)
でも、chiikoさんに、ナカタさんに限らず他の人ならどう考えるのかと思わせた「ナカタ」さん。
気になりますね。
読んでみようかな。
投稿: layback | 2005.06.18 14:11
chiikoさん、こんにちわ!
「この現実が好き。この現実を大切にしたい。」
今、私はこんな感じでしょうか。
この現実を好きだって事、とっても幸せな事だと
思うんですよね。
自分の道しるべとなるような人と出会えるって、
とっても幸せですよね。
投稿: うさうさ | 2005.06.18 15:05
laybackさん、こんにちは!
村上モトクラシというHP、最近見つけたのですが、
本の説明とかいろいろ書いてありますよね。
読もうかなという気持ちにさせますよね。
この言葉に出会って、「あの人ならこういうときにどうするだろう」という考えが私のなかにわき起こりました。ナカタさんという人はちょっと変わった人で、ナカタさんと星野青年との関係もちょっと変わった関係なので、この言葉があります。たぶんよほどの人とか、よほどのつながりがないと、こういうふうには私も思わないと思います。
laybackさんはちゃんとご自分のなかに考える芯のある方なのだと思います。
どうもありがとうございます。ではまた!
投稿: chiiko(laybackさんへ) | 2005.06.18 16:38
うさうささん、こんにちは!
私のつぶやきのような言葉に心をとめていただいてありがとうございます。
この現実って、いいですよね。
この現実でよかったなと私も思います。
道しるべがあれば、この道も心強いです。
きょうは中華春雨サラダをつくりました。
春雨つづき、春雨つながりですね。
きょうは晴れ晴れ、よい天気です。
ではまた!
投稿: chiiko(うさうささんへ) | 2005.06.18 16:53
海辺のカフカ、面白かったです。
中田さんの行動が物語をぐいぐい引っ張っていくような印象がありました。
章によって中田さんと田村君の話が交互になっていましたが、どちらかというと中田さんの章の方が面白かったなと思います。
なので僕の中ではこの小説の主人公は中田さんでした。
やはり中田さんのよさは計算のないところなのかなと思ったのです。
投稿: アキラ | 2005.06.19 00:37
アキラさん、おはようございます!
ナカタさんの言葉と行動は一見平板で単調なのですが、実はそうではなく、ストレートで温かく、真実そのものという感じがします。
アキラさんの口調とどこか似ているなと感じました。
「中田さんのよさは計算のないところ」というアキラさんの言葉にはっとしました。
そう、そのとおりです。
私は計算のないものにとても心ひかれます。
きょうもよい一日を。ではまた!
投稿: chiiko(アキラさんへ) | 2005.06.19 06:59
こんにちは〜。
読みましたよ〜。
CHIIKOさんがおっしゃるように、
ナカタさんみたいに
まっとうな生き方をしてみたいですね。
現代は複雑な世の中なので、
だからこそナカタさんみたいな
生き方が見直される必要があるような気がします。
「下」はあっという間に
深く考えることもなく
話にひきずりこまれてしまいました。
やはり、問題は戦争?
というところに帰ってるような
気がしました。
ハルキの彼なりの戦争や平和、
そして人間と人間が
分かりあえるようになること、
そんなのがやはりテーマなんでしょうか?
投稿: face | 2005.06.21 12:54
faceさん、こんにちは!
faceさんは「下」を読まれるのが早かったのですね。
私は上はするすると読めたのですが、
下はなかなかするするとは読めませんでした。
心の傷を自分で治したり、
互いに治しあっていく物語なのかなと私は思いました。
すべては予定調和に終わって、
すべては続いていくという感じがしました。
佐伯さんは直子さんのように感じました。
faceさんの体調は回復されましたか。
きょうは夏至ですね。ではまた!
投稿: chiiko(faceさんへ) | 2005.06.21 16:51