スイッチとスプーン

きのうもついふらふらと「ケロロ軍曹」を見てしまいました。
ケロロ軍曹たちは別の宇宙人に捕らえられ縛られ、「トラウマスイッチ」なるものを強制的にONにされてしまいます。そして、幼かった頃のトラウマを次々と思い出させられます。聞いてみると大したことないトラウマばかりのようですが、本人にとっては大したことあるトラウマのようで、しくしくぽろぽろ泣いていました。

トラウマスイッチ。とても奥深い言葉。私はきのう初めて知りました。誰の心のなかにも大なり小なりトラウマスイッチがあると思います。何かのきっかけで自然にポンとそのスイッチが入ることもあるでしょう。自分でスイッチを入れることもあるかもしれません。誰かに強制的にスイッチを入れられるのは、やはりつらいものがあるでしょう。

トラウマとはいつか越えるべき山のようなもので、トラウマを乗りこえる力は自分のなかにあるのだと思います。事実、きのうのケロロ軍曹では、孤高の戦士ドロロ兵長は友を救うため、勇気を振り絞ってトラウマスイッチを自力で解除し、友にかけられたトラウマスイッチも解除して、自分と友の心を解き放ちました。「最悪のトラウマもギャグになる」ということを以前に教わったことがあります。トラウマを越えたところにあるものは何なのか、私もいつか見てみたいと思いました。きのうのケロロ軍曹はなんだかとてもすごいことを私に教えてくれました。

さらにいえば、きのうの第２話では、空にかざすと誰でも巨大化する「フラッシュスプーン」なるものが出てきました。小さなものを時々大きくする魔法はいいなと思いました。大きなものを時々小さくする魔法もあればもっといいなと思いました。私は小さなものが好き。巨大化という言葉も好きで時々使うので、そのプチシンクロも嬉しかったです。