見えるものと見えないもの
今朝の日経新聞「喪友記」欄で、小室等さんが「高田渡氏を悼む飄々と楽しげに」という文章を寄せています。そのなかでは4月4日に高田渡さんが北海道で倒れてから、小室さんと井上陽水さんが交わしたメール交信について触れていました。高田渡さんと小室等さん、小室等さんと井上陽水さん、井上陽水さんと高田渡さん。詳しいことは何も書かれていませんでしたが、それぞれにそれぞれの交流があったのだなと伝わってくる文章でした。陽水さんの「フォーク仲間」という言葉がとても意外でしたが、ああそうだったんだなと感じました。
よくあの人とあの人は仲がいいとか悪いとか傍から見てあれこれ判断されることが多いですが、それは一部であって全体ではなく、その二人にしかわからないことがほとんどです。人の人とのつきあいは表から見えるものだけではなく、見えないところで育むものだと改めて思いました。一対一で向き合っていくことから始まるのだろうなと。
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コメント
こんばんは。
今、月を見たら真っ赤でした。「赤い月」・・。
とても不思議な感じがしました。
お互いに好意を持って腹を割って話せば
どんな二人でも、お友だちになれるのでしょうね。
お友だちになれないのは、自分のこだわりや、
周囲のしがらみを気にするあまり、
腹を割って話せないからなんでしょうね。
いま、ちいちが句を読んでくれました。
「芸術家 太陽したる ひとめぼれ」
なんか、ドンピシャの句ですね。
まとまりがなくてすみません。
では、また。
投稿: ケララ | 2005.04.26 21:23
ケララさん、おはようございます!
赤い月でしたか。
私はペールイエローの月を見ました。
友達。好意。
どちらも心がぱっと明るくなる希望の言葉ですね。
どうもありがとうございます。
ちいち、すごいですね。
光したたる句です。
クリックしていただきどうもありがとうございます。
ではまた!
投稿: chiiko(ケララさんへ) | 2005.04.27 07:14
こんばんは〜、chiikoさん。
「見えないところで育むもの」
渡はたしかにそんなことが上手かったように
思います。
小室さんやそして陽水さんまでお友達
だったんですね。特に、陽水さんと渡
とは雰囲気あんまりあわない気がしますが
そんなことはないって感じで渡は誰とでも
仲良くなれるし、誰にも怒れるンです。
そこがエライ。フォークジャンリーの
URCの音源にも残ってましたけど、
「吉田拓郎! 殺してやるぞ」
なんて冗談交じりに言う当たり、
懐が深いというか、優しいだけではないんですね。
そして本当はchiikoさんがおっしゃるように
一対一の本人同士のコミュニケーションでしか
わからないでしょうね。
投稿: face | 2005.04.27 22:46
今晩は、お久し振りです。
陽水さん、高田渡さん、小室等さん、三上寛さん、etc結構繋がりが深かったはずです。陽水さんの友人として皆揃ってNHKBSで昔、企画番組に出演していました。キャラは皆さん違いますが・・・「友」とはそんなものでしょう。同じキャラで付き合ってるのは、只、居心地がイイだけなのかも。渡さんの曲で「生活の柄」と言う曲があります。イイです。・・・私事でスミマセンが僕の好きな詩人の詩です。・・・ただ残念なのは作詞作曲・高田渡さんと思ってる方が多いのです、実際そう記載されている物もありますが・・・
投稿: イチゴベリー | 2005.04.28 00:37
faceさん、おはようございます!
この記事のもとになった新聞記事を読んだとき、私も高田さんと陽水さんのつながりを知って、意外だなと思いました。
faceさんから前にいただいたコメント「友達たくさんでしたからね」という言葉を思い出して、ああそうだったんだなと思いました。
誰にでも怒れる人だったんですね。すごいですね。
きょう高田渡さんを送る会の日ですね。
晴れてよかったですね。
自転車に乗ってやってきてくれそうです。
よい一日をお過ごしください。ではまた!
投稿: chiiko(faceさんへ) | 2005.04.28 07:38
イチゴベリーさん、おはようございます!
皆さん一緒に歌っていることもあったんですね。友とはそういうものでしょうね。友とはいつも一緒にいられなくても、会ったときにお互いを認め合える関係なのかもしれませんね。
「生活の柄」はこの前、テレビで歌っているのを初めて聞きました。高田さんは詩人の方の詩を心をこめて歌う方だったようですね。
どうもありがとうございます。
きょうもよい一日をお過ごしください。
ではまた!
投稿: chiiko(イチゴベリーさんへ) | 2005.04.28 07:54