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2004.12.25

「太陽」

幼い頃は12月25日にクリスマスケーキを食べていたように思う。2学期を終え、さびしさと楽しさが入りまじるなかで食べるバターケーキ地のクリスマスケーキ。今年もきょうかあしたに食べる予定にしている。
クリスマスには佐野元春さんを思い出す。昔、FMの元春レディオショーをよく聴いていた。ある冬の夜のこと、ケーキ売り場でアルバイトをしたことがある。多分12月23日だったと思う。アルバイトから帰って夜10時からの放送を聴いた。その日の録音のカセットは今でも大切に持っている。聴くたびにその時の気持ちを思い出す。あの時、私はひとりだったけれど、正真正銘、自由でいたように思う。あの日の最後の曲は「クリスマス・タイム・イン・ブルー-聖なる夜に口笛吹いて」だった。きのうも聴いた。最近は佐野さんのアルバム「THE SUN」をよく聴いている。きのうも聴いた。最後の曲「太陽」が強く心に残った。

   「太陽」
   God 夢を見る力をもっと
   God 夢を見る力をもっと
   愛しいあのひとに

   目の前のリアリティーは
   冷たくなったレモンティー
   
   こぼれた幻に
   子供たちはみんなクレイジー

   丘の向こうには
   見渡すかぎりのレースラベンダー

   色あせた惑星の
   ささやきは ラヴ・ミー・テンダー

   夢見ることは誰にも止められない

   止められない
   止められない

   God 少しだけ君は憶病になって
   God 少しだけ僕も憶病になって
   あまりにも残酷な
   さよならがそこにあって

   God ここにいる力をもっと
   God ここにいる力をもっと
   気まぐれなあのひとが
   無事にたどりつけるように

   God 風に舞う力をもっと
   God 風に舞う力をもっと
   愛しいあのひとが
   そこにたどりつけるように

   愛しいあのひとが

   God God...
   God God...
     
   

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コメント

我が家も今年は、今日です。

近くにお気に入りのケーキやさんがあるの。
やっぱりケーキがなくっちゃね。(^^)v


投稿: あんず | 2004.12.25 09:04

夜、口笛を吹くと泥棒に入られる、という言葉を聞いたことがありますが...
クリスマス、といえば幼いころは
母がクリスマスツリーを飾ってイブ・モンタンのレコードをかけていたのを思い出します。
それがやがてプレゼントをおねだりする日になり、
さらにプレゼントが必要ないと思える歳になれば
だれかと一緒に時を過ごさなくてはならない、という
焦燥感にかられてきました。
年々私の中ではクリスマスの位置付けが変化してきたように思います。
一番季節感を感じたのはやっぱりあのクリスマスツリーとイブ・モンタン。
あのころ一番クリスマスを
楽しんでいたのは自分ではなく母だったのかもしれません。

今年のクリスマスイブは赤坂でディナーショーを
堪能してきました。こういう過ごし方もアリかな、と。

投稿: 微風 | 2004.12.25 11:56

あんずさん、こんにちは!
あんずさんもきょうなんですね。
私はイチゴショートも好きだけど、
モンブランも好きです。両方食べたいです。
私の家の近くにも、去年とてもおいしいケーキ屋さんができました。
プチ幸せな気分です。
メリークリスマス♡ では、また!

投稿: あんずさんへ | 2004.12.25 15:23

微風さん、こんにちは!
私も母親から「夜、口笛を吹くのはやめなさい」と言われてました。「夜、爪を切るのはやめなさい」とも言われてました。
母親との約束事のようなものです。
聖夜ならば口笛を吹いてもよいのかもしれませんね。
昨夜、泥棒はやってきませんでした。

お母様との素敵な思い出があるんですね。
「だれかと一緒に時を過ごさなくてはならない、という焦燥感」。
うーん。この焦燥感から自分を解き放つのは、やはり自分でしかないのでしょうね。
だれかと一緒にいることは、時にとても不自由です。
赤坂でディナーショーだったのですね。
堪能できてよかったですね。
解き放たれていますね。では、また!

投稿: 微風さんへ | 2004.12.25 15:30

佐野元春は学生の頃よく聞いたものです。
「アンジェリーナ」のノリが好きでした。
同じアルバムに「サムデイ」も入っていました。
このアルバムを聞きながら「都会にイキテー」と思ったものです。
でも、この曲は知らなかったです。
ケーキ売りのバイトは大変ですよね。
ずっと大声を張っていなければならない。
佐野元さんはポップスターですね。

投稿: アキラ | 2004.12.25 20:14

アキラさん、こんばんは!
アキラさんも学生のころ聴いていたのですね。
佐野さんの音楽は私にとって太陽でした。
私をあるべきところへ導いてくれる存在。
このアルバムは最新アルバムです。
シンプルだけど、力強いメッセージを感じる曲ばかりです。
このときのケーキ売りのバイトは大声は出さなくてよかったんです。立っていただけ。赤い服も着なくてよかったです。でも、とても寒かったです。
どうもありがとうございます。
月がとてもきれいです。では、また!

投稿: アキラさんへ | 2004.12.25 21:32

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