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2009.01.23

まさかの山口県

山口県は好きな県です。生まれた県でもなければ育った県でもない。住んだこともありません。実のところ18歳で実家を離れるまで訪れたこともなく、山口県を特に好きだと意識したわけでなく、ただ生まれ育った県と海を挟んで左斜め上(?)隣にあったので、何となく近しい存在県として、ああ、ここにあるなと親しんでいました。あと、大河ドラマ「花神」の影響もあったでしょう。理想郷県みたいに思っていました。
その後、縁あって何度か旅行で訪れて、だんだんどんどん実際に好きになっていきました。とはいえ、いまだに全貌・詳細ともよくは知らないのだけれど。行く先々で初めてなのに懐かしい既視感を感じる風景、人、味等々との出会いがあって、私にとってやっぱり縁の深い土地だと感じています。山陽側・山陰側、山・川・海、農工水産業と多彩な表情を見せてくれる懐の深い県です。

それで今回山口県を旅しました。福岡空港に降り立って、そこで義父母と合流して車で下関へと渡り、響灘沿いの道を北上、角島へと向かい、油谷湾、棚田百選・東後畑の棚田からの絶景を眺めて、いざ目的地の川棚温泉を目指しました。ここまではまさに青天でルンルンいい旅ゆめ気分でしたが、491号線を南下、山道に入ったところで路傍に雪が。「あっ雪がまだ残ってる」と私が明るくノーテンキに一言。さらにしばらく行くと路上に雪が。気づけば、すれ違う車も後続車も人もなく、ただならぬ静けさ。「チェーン積んでいる?」との夫の問いにお父さん「積んでない」との答え。雪は降ってないし今日は晴れの予報。この坂を何とか越えれば何とかなると一同思っていたのですが、願い届かず車がとうとうスリップ、ストップしてしまいました。もう私の息も止まりそうなほど緊張緊迫。しかしドライバーはすばらしかった!慌てず騒がず落ち着いて、そのままバックオーライで50メートルぐらいゆっくりゆっくり坂を降りていって、然るべきところで方向転換して元来た道を引き返しました。人生には3つの坂がある。1つは上り坂、1つは下り坂。そしてもう一つはまさかの坂があると。あの坂は絶体絶命ほんとまさかの坂でした。

で、結局、海沿いの道をもう一度戻り、川棚温泉へは予定より1時間おくれて到着しました。思えば、あのまさかの坂で車が無事にスリップ・ストップしてくれてよかったのです。あのまま進んでいたら、もう引き返せないポイントまで行ってしまって、にっちもさっちもいかなくなっていたに違いないのですから。すべては結果オーライです。

ということで、その日は宿に泊まって温泉にも入って、めでたくお多福で川棚名物瓦そばを食べたのでした。おしまい。つづくかも。

Tunoshima

これはまさかの坂の前、青天の、角島灯台の風景です。

Tanadamirror

これはまさかの坂の最直前、東後畑の棚田を映したミラーです。

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コメント

こんにちは。

楽しいけど、絶体絶命の体験もされたんですね。
ドライバーが機転が利く方で、ホントよかったです。

私も大昔、凍結した道路での車のスリップを体験したことがあります。
道の左側が山、右側が湖でした。車はスリップして、1回転して止まりました。
対向車が来なくて、山にぶつからなくて、湖に落ちなくて、本当に良かった。
運転手(職場の同僚)がヒーヒー言って車の体制を立て直した頃、対向車としてパトカーが来ました。
何食わぬ顔でパトカーをやり過ごした後、私と同乗者の二人の女の子はホッとして大泣きしたのを覚えています。

花神の主人公・村田蔵六は、まず伊予・宇和島藩に召抱えられるんですよね。
だから、蔵六の第二の故郷は宇和島なんだそうです。
宇和島を知らない人に「どんな島なんですか?」と聞かれると、腹が立ったと小説に書いてあります。

蔵六も、chiikoさんのように、愛媛に故郷と同じ匂いを感じていたかもしれませんね。

投稿: ケララ | 2009.01.23 18:16

ケララさん、おはようございます!
一瞬にして凍りついた旅のひとときの瞬間でした。
怖かったよ~

ケララさんも同様の経験があるんですね。
話を聞くと、ケララさんのほうがさらに絶体絶命、危機一髪でしたね。
私たちは、まさかの坂道だったせいか、スピンはしませんでした。右は湖ではなく谷底でした。
どっちもどっちかな!

村田蔵六さんには親近感わきます。
豆腐を見ると、思い出します。
また見たいなあ。イネとの場面とか。

もうすぐ新月。機転を利かせて迎えましょうね。
きょうもよい一日を!


投稿: chiiko | 2009.01.24 09:05

chiikoちゃん すごく爽やかな灯台だね!いいなあ山口県 国内でも知らない場所が多くて
どんな所なんだろう?って夢見てしまいます。chiikoちゃんは、とってもアクティブです♪

投稿: アサバ チサト | 2009.01.25 22:48

chiikoさん、私が住んでいるこの山口県を
このように表現して貰って、まさかの道を
含め、感激と感動でいっぱいですよ。
懐の深い県だなんて表現は、嬉しいな。
と言って住んでいる私達は、あまりそんな
思いを抱いていないのかもしれないけれど
言われると、やっぱり嬉しいんですよね。
ありがとう♪
角島灯台から見える空、雲は素敵ですね。
棚田を映したミラー、chiikoさんらしいな。

投稿: うさうさ | 2009.01.26 16:49

ちさとさん、おはようございます!
爽やかだったよ!この灯台に至る風景がまたまたよかったです。私ってアクティブ?!ただただ流れに乗っている感じです。どうもありがとう。きょうもよい一日を!

投稿: chiiko | 2009.01.27 07:14

うさうささん、おはようございます!
山口県は、私にとって新しく懐かしい県です。
いつかいつか住むことになるのかも。
そんな予感もどこかでします。

山口県で出会ったものはみんな素朴で雄大でした。
その懐でゆったり休んで和みました。

私からも、うさうささんに、いつもどうもありがとう♪
山口の便り、これからも届けてくださいね。
きょうもよい一日を!

投稿: chiiko | 2009.01.27 07:21

chiikoさん、こんにちわ!
お待たせしました。
やっと今、別館に「みすず潮騒号」を
UP出来ました。
携帯画像なもので、PCに取り込むのが
どうも私は苦手で・・・。
あっ!山口の便りになりますかね?

投稿: うさうさ | 2009.01.28 10:13

うさうささん、おはようございます!
リクエストに答えてくれてどうもありがとう。
山口のお便りup、嬉しいです。
朝からとてもじーんときてます。
いろいろなことが思い出されて。
きょうもがんばりますね。よい一日を!

投稿: chiiko | 2009.01.29 07:32


こんにちは
お久し振りです

1年ぶりくらいでしょうか?
結局またBLOGを再開いたしました

山口は
実は津和野くらいしか行ったことがアリマセン
蒸気機関車で昔・・・・

投稿: XX | 2009.01.29 21:21

XXさん、おはようございます!
お久しぶりです。お元気でしたか。
あれっと思っていたんですけど、
再開、おめでとうございます。

私も津和野に行ったことありますよ。
鯉が泳いでいて……。
次は夏の山陰を旅したいと思ってます。

訪問&メッセージどうもありがとうございます。
きょうもよい一日を!

投稿: chiiko | 2009.01.30 08:35

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