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2004.11.09

影は切り離しても影なのか

影って不思議。輪郭だけなのに自分だとはっきりわかる。自分らしい影だなと思う。でも、例えば影だけ切り離してほかの人のたくさんの影と並べたらどうだろう。自分の影はこれだとわかるだろうか。私自身は刻一刻と変化して一瞬も同じ私はいないのだから、影も刻一刻と変化して一瞬も同じ影はいないはず。だから、ひとたび切り離してしまえば、影も私もお互いにわからなくなるのではないか。影ってほんとダークで不思議。立冬から冬至へ影はどんどん長くなっていく。

村上春樹さんの『ダンス・ダンス・ダンス』の表紙には部屋で踊る男性の絵が描かれています。壁に映ったその影は女性です。さらに中の表紙絵を見ると、上巻では部屋と男性が影色となり影の女性はピンク色、そして下巻では部屋と男性が影色となり影の女性は青色で描かれています。16年間私はこのことに気づきませんでした。この世には見ているようで見てないことがたくさんあるのだなと思いました。

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コメント

おはようございます。
早速、今朝撮って参りました。
ぜひごらんあれ。
昨日、力強いとここで書きましたが、もちろんよい意味です。
芯があるな、と感じたのでした。
昨日、ここで、zuzuさんが書かれていましたが、
月はほんとに地球の影なのだと、今朝、ふと思い出しました。
では、また。

投稿: アキラ | 2004.11.09 07:27

アキラさん、おはようございます!
早起きしたんですね。何だかうれしいです。
力強いの意味を聞いて、さらに何だかうれしくなりました。
ありがとうございます。
朝、ふと思うこと、大切にしたいですね。
私も今朝ふと思いついて書いたこの記事を大切にしたいです。では、また!

投稿: chiiko(アキラさんへ) | 2004.11.09 07:35

改めてダンス・ダンス・ダンスの表紙を見ました。
確かに、そうですね。表紙はみているようで、
実はあまりよくみていない。
僕の中では表紙は識別的な役割となっていたようです。
それにしてもこの本が出されたのが16年前、という
ことにも、驚きを感じました。
本は年をとりません。
もしかすると、本の主人公の年齢よりも、
僕の年齢のほうが上回っているのかもしれません。
これから、調べてみます。
では。

投稿: アキラ | 2004.11.09 19:46

アキラさん、こんばんは!
私も表紙のことは見ていても見ていなかったようです。
16年前に買って、それから何度も読み返して部屋にもずっとあったのに。
私の本は1988年10月24日発行のものです。この時の私は未来は霧の中状態でした。
ほんと本は年をとりませんね。五反田君も僕も彼女も。
では、また!

投稿: chiiko(アキラさんへ) | 2004.11.09 21:15

はじめましてmasonといいます。

ぜひ、世界の終わりとハードボイルドワンダーランドを読んでみてください。
影と影を切り離された男の話があるはずです。

あと、ねじまき鳥で、主人公にあざができるのも、影と関連があるようで非常に興味深く思いました。

投稿: mason | 2004.11.20 12:26

masonさん、こんにちは!
影といえば村上春樹さんですよね。
私もそういう場面がどこかにあったように記憶してました。
もう随分前に読んだので、あやふやな記憶でした。
教えていただいてありがとうございます。
再度、読み直してみようと思います。
ねじまき鳥のあざの話も不思議ですよね。
私にとって影というのはとても大切なテーマです。
考えれば考えるほどわからなくなります。
そこに確実にあるもの。でも、実体のないもの。
訪問&コメントありがとうございます!

投稿: chiiko(masonさんへ) | 2004.11.20 16:52

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